子ども本人にとっても、
社会にとっても、
希望に満ちた学園を目指して

東京シューレ葛飾中学校・東京シューレ江戸川小学校は、
フリースクール東京シューレや親の会の35年にわたる
活動を通して培ってきた不登校理解と、
子どもとの関わりの実践を、公教育の枠組みの中で
活かしていこうと生まれた学校です。

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ごあいさつ

本学園は、「子どもが創る・子どもと創る」をモットーに、2006年に設立され、2007年4月に、不登校支援の私立中学校として「東京シューレ葛飾中学校」を開校いたしました。
母体になったのは、すでに35年の歴史を持つフリースクール東京シューレであり、かつ葛飾区・東京都・国、そして市民の皆さんの誕生で協力しました。500人を超える卒業生たちは、それぞれ自分らしく歩んでおります。
2016年に国が通知したように、不登校は問題行動ではなくその子に合った成長支援が必要とされていると考え、多様な学びが得られる社会づくりに向けて活動しています。
2020年4月には、江戸川区の協力のもと「東京シューレ江戸川小学校」を開校し、これからも、小学生・中学生の生き生きとした笑い声が響く楽しい学びと育ちの場をつくっていきます。

学校法人東京シューレ学園 学園長 奥地 圭子

理念

建学の精神

我らは、さまざまな事情で学校に行かない・行けない子ども達が、安心して学び育つ学園を設立し、
自らが価値ある存在と自覚し、豊かな個性と社会性を持った人間の育成を期して、ここに建学の精神を定める。

  • 1

    子どもは、かけがえのない生命を持った存在である。本学はその一人一人の生命のあり方を尊重し、その生命のあり方に寄り添いつつ、その生命が幸せに育つことを教育の基本におくものである。

  • 2

    子どもは自ら成長力を持つ。その力を最大限に発揮できるためには、それを信頼し子どもの自己表現、自己決定を重んじ、子どもが自らに自信をもつことが重要である。本学では、そういった教育環境を用意し、本人の興味・関心や自主性をおおいに伸ばし、自己の人生の主人公として、堂々と歩めるように支援していくものである。

  • 3

    子どもは、さまざまな他者との関係から育ち、自己認識を深める。本学では、子どもが創り、子どもと創る学園として、民主的な人間関係や、自由と責任を実際的に学ぶと共に、自他への信頼感と生きる力の源となる達成感や喜びを得ていくものである。

  • 4

    子どもは、学校のみで育つものではなく、多様な人々や生き方との出会いと広い世界での体験、家庭を含めた愛情深いまなざしやふれあいから豊かに育っていく。そのために本学では、親との協力関係を重視しつつ、地域連携型の学校として、地域・行政・NPOとの協働作業による教育を展開するものである。地域資源は無限の教材であり、フィールドである。

  • 5

    子どもは、未来に生き、これからの日本社会、国際社会を担う存在である。そのため、本学は、平和・人権・環境などの人類的課題を真摯に考え、行動する人を育成するものである。

以上をふまえ、子ども本人にとっても、社会にとっても、希望に満ちた学園を建設していくものである。(2006年制定)

沿革

東京シューレ学園は、東京シューレ葛飾中学校2007年開校と、
2020年4月に開校を予定している東京シューレ江戸川小学校の2つの学校を運営しています。

本法人の理事長奥地圭子が1985年にはじめたフリースクールやホームエデュケーションのネットワークなどの活動を運営する
特定非営利活動法人(NPO法人)東京シューレが母体となり生まれた学校法人です。

1985年
奥地、東京都北区でフリースクール東京シューレの活動を開始
1999年
東京シューレ、特定非営利活動法人(NPO法人)として東京都より認証
(翌年1月よりNPO法人として組織再編)
2003年
NPO法人東京シューレ理事会・父母会にて「構造改革特区による学校づくり」についての検討開始
2005年
葛飾区での学校設立の見通しが立ち、「東京シューレ学園設立発起人会準備会」発足
2006年
東京都知事による認可を受け、「学校法人東京シューレ学園」設立
2007年4月
「東京シューレ葛飾中学校」開校
2018年
小学校設立に向けた活動を本格化
2019年
「東京シューレ江戸川小学校」東京都より設立認可
2020年4月
「東京シューレ江戸川小学校」開校

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